本記事はふつうの広島 Advent Calendar 2015の1日目の記事です。

ふつうの広島 Advent Calendarは広島の「ふつう」なところとこを書いたりするらしいです。 自分にとってあたりまえなことは、意外と誰かにとって「すごい」かもしれません。

この記事では広島はさておいて、そんな、「ふつう」について考えてみます。

私が言う「ふつう」とは「普通の積み重ね」による当たり前や、習慣から生み出されるチカラと考えています。 「ふつう」はある種の理想や、最強の自分自身かもしれません。もしかすると、当たり前すぎて気づかない空気のようなものかもしれません。

そんなわけで、「普通の右上をゆくのがふつう」です。ちょっとだけ普通よりすごい「ふつう」になりましょう。

  • 「ふつう」とはなんだろう
  • 楽しい方向へずれてみよう

ふつうとはなんだろう

まず「ふつう」とは、なんなのかを考えてみましょう。

「ふつう」とは、青木峰郎の著書のシリーズである「ふつうシリーズ」をリスペクトしたものです。

「ふつうシリーズ」は

の3つが刊行されています。

どれも良書で、ふつうのLinuxプログラミングは駆け出しのプログラマの頃に読んでとても勉強になりました。 ふつうのHaskellプログラミングはHaskellの入門書としては、今はあまりおすすめしませんが、関数型の入門としては出版当時は数少ない良書だったと思います。

プログラマにしかわからない説明になりますが、ふつうのプログラマはLinuxのプログラミングをするし、Haskellのプログラミングをするし、コンパイルをつくるのです。 普通というにはちょっとすごく思えるはずです。 だから、そんな普通を目指す人を「ふつう」と呼びたいと思います。

「ふつう ≧ 普通」なのです。ふつうは普通よりちょっとすごいです。

そんなわけで、僕は普通よりちょっとだけすごい「ふつうのプログラマ」を目指す旅の途中です

そんな思いを基に2015年5月に行われた岡山のイベントで「ふつうのプログラマ」についてお話しました。

楽しい方向へずれてみよう

さて、「ふつう」を目指すことにしました。なにをすればいいでしょうか。

なりたい自分を想像して、なりたい自分になれるような習慣をつくりましょう。 2週間など短いタイムボックスを設定して、効果を計測するのがイマドキらしいです。

良い習慣が思いつかないときは、すごい人たちの習慣を真似することが良いです。 すごい人たちの習慣には、すごい理由が隠されているはずです。 しかし、毎日続けるのは難しいかもしれません。というか、だいたい難しいです。 自分ができるようにアレンジしていきましょう。

アレンジしていく時に大切なことは、「自分が楽しい方向」であることです。 習慣なので、続けられなければ意味がありません。 続けられるように、目標を誤らないように、変化できてこそのイマドキです。 楽しいなら続けられますよね。

上を目指すのも疲れるので、すごいを目指すわけでない、「普通」の私達なので右(楽しい方向)にずれるのです。 そのズレがやがて、あなただけの色になることでしょう。(たぶん)

ちなみに、私は毎日GitHubを更新するという継続や、毎月1回みんなの前で何かをするという継続をしています。 たいしたことではないですが、ふりかえると大きな成果がのこるのを感じています。

まとめ

「すごい」になるのは大変なので「ふつう」をめざします。 普通なんだけど、ちょっとすごい。

そんな「ふつう」をめざすときに、毎日が楽しくなるようにアレンジすると毎日が楽しくなります。 楽しく続けることができれば「ふつう」がやがて誰かの「すごい」になると思います。

ふつうの広島AdventCalendar1日目でした。明日はtsuchimさんのふつうの人生をおくりたいです。