Mac で使える git mergetool をいろいろ試してみる - 準備編 の続きです。

Araxis Merge を紹介します。

Cocoaアプリで表現も操作性も良いです。 だけど、値段を考えるとすこし残念な感じでした。

値段は 120ドルと Kaleidscopeの2倍近い値段です。 ちょっと高い。

マージモードなのに3カラムではなく、2カラムでどのようにマージされるのかわかりにくかったり、キーボードショートカット が fn + ↓ とかになっていて効かなかったりと、そのあたりが残念でした。

設定方法ですが、git にあらかじめ設定がもりこまれているため、インストールして、環境変数PATHを設定してやれば利用できます。

export PATH=/Applications/Araxis\ Merge.app/Contents/Utilities:$PATH

ここもまた残念で、compare というコマンドで起動するようですが、 他にもcompareというコマンドがあると、これより先にコマンドがみつかるように PATH を設定する必要があります。

公式の設定だと PATH=$PATH:/Applications/Araxis\ Merge.app/Contents/Utilitiesとかかれていてハマりました。

あとは

git mergetool -t araxis

と、実行すると起動することができます。

常に Araxis を利用したい場合は

git config --global merge.tool araxis

としておくと -t araxis を省略できます。

araxis の画面

画面左が現在のファイル内容で、画面右がマージしようとするブランチのファイルの内容になります。保存して画面を閉じれば左側の内容に決定したことになります。 左側がデフォルトで選択されていて、右側を採用したい場合は選んでいくという使い方になります。

TimeMachine との連携などもでき多機能で優秀なのですが、git mergetoolとして使うにはちょっと悩む感じでした。 有料だけあって、無料ツールよりはずっと使いやすいです。

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